RYOYU 今、生きているということ

仕事と育児とSHINeeと・・・バランスを取るのは大変だけれど、どれもかけがえのない大切な私の宝もの。

思うこと〜「怒り」を正しく言葉に表現することってすごく大切だ。

 

こんにちは。

 

何から書こうか、どうやって書こうか。数日前から、書いては消して、書いては消して、の記事です。

でも、聞いてもらいたいんです。

通常のオタ活関係の記事も書き始めてたのですが、そのプロローグ的な前提事実を残しておきたいと思ったのです。

長くなったので、記事を分けることにしました。

次号はオタ活で感動したことを書く予定ですが、予定は未定ですので悪しからずご了承くだしゃいに♡

 

普段、こちらのブログもオタ活メインにしているので、好き好き大好き💗の気持ちを表現することが多いです。

でも、当然、生きていれば、マイナス方向の感情もあります。

そうして滲み出てきた感情を、どうやって整理して言語化したらいいのか分からないときってありますよね(あー、超真面目モードですw すみません)

 

そんな中、Rくんが取り組んでいる国語の問題集に、久々にストンと胸の中で落ちた文章があったのでご紹介します。

 

いろいろなことを感じたり考えるという体験は、どんどん自分の中に蓄積されていくと、自分の内面を豊かにしていきます。ただ、その内面にわき起こった感情は、一度形にして表現してみないと、残っていかないものなんです。感じたり考えていることを語る言葉が乏しいと、その感覚そのものもいつしか消えてしまうということさえあるんです。

(中略)

言葉を知るって、何かが見えてくることなんです。

(中略)

言葉の表現が豊かになると、見え方が豊かになっていくんです。

 (中略)

言葉にできない気持ちっていうのは、もやもやむしゃくしゃしていても、いつか消えてしまうんだけど、言葉にできればその人の中で安定して残るんです。

  

 (出典)

大人になるヒント

大人になるヒント

  • 作者:中沢 けい
  • 発売日: 2008/10/01
  • メディア: 単行本
 

 

あー、これですね。

「どうして勉強しないといけないのか」という子どもたちからの疑問に答えるとしたら、これが答えになるんだなって納得できました。

 

だって、いつもオタ活してると、「好き♡」「大好き♡♡」「かっこ良すぎる!」「可愛い〜♡」しか言葉が出てこないけど、ほんとは「推しの素晴らしさ」をピタリと表現する語彙を見つけたいとき、ありますよね。見当たらなくて悔しいというか。

オトナになっても日々勉強です。

 

なんでこんな話をするかというと、ここ最近、腹が立って仕方なかったことをなかなか言語化できないでいたからでした。

 

森氏のオリパラ会長としての発言が大問題になり、各種業界からも続々と声明が出された訳ですが、私が所属する団体でも、この件に対して声明を出そうという動きがありました。

団体として声明を出す以上、組織内の意見を統一させる必要があります。

ところが、「今」「声明を出す」ということに対して予想外に消極的意見が多く、難航したのです。

結論としては声明は発出されました。

でも、森氏の発言以上に、うちの業界でこういう展開が起きたことの方が遥かにショックでした。

消極意見にはいろいろありました。

「アウトなのは分かるが、森氏が責任を取ればいい話で、うちが団体として声明を出すのはいかがなものか」

「もう辞任表明してるし、問題は収束したのでは。」

などなど。

 

そして、発出することにようやくコンセンサスを得られたものの、次なる議論へ。

声明文案に

「(今回の問題によって)日本社会にいまだに性別による差別が根強く蔓延していることが分かる」

という趣旨の一文を入れるか入れないかで紛糾しました。

この一文を削除すべきだという人は

「自分の周りでは男女差別は解消されてると思う。蔓延してるというのは言い過ぎだ。」

この発言が出た時に、森氏の発言の何倍もショックを受けたのでした。

同じ使命を背負う同業者からこの言葉が出た。

 

いろいろな場面や待遇で、男女差別が解消されつつあると感じることは、確かに増えてきています。

でもね、まだまだ蔓延してるんですよ。

そちら側にいれば、そりゃ気付かないでしょうよ。

だから、無意識にそういう発言が今も出てくるのです。

でも、こっち側は、あんた達の無意識のバイアスに、今も小さく傷つき続けているんですよ。

 

そうやって心の中で罵り。

理性のある人たちだと思っていたのに、と失望し。

こちらの立場を理解してもらえないことを嘆き。

あちらの立場を全く理解できないことに泣けてきました。

法律家なんだから、理屈を重ねたら理解してもらえる、というのは幻想なんですよね。

こればっかりは、ジョンの「理解より認めること」を何度唱えても、ムリーーー!

 

この怒りを分かってもらいたくて、夫さんに

「聞いて!聞いて!」

と訴えたところ、

「うーん、そりゃいかんな〜」

という反応はあったものの、どこか他人事のような表情。

そこで、さらに腹が立ち。←

そうだ、あんたもそっち側の人間だったね( ̄∀ ̄)と喧嘩を吹っかけ。←←

私が一人で半ギレしてました。←←←

夫さんの内心としは、

「ヤベー、こんなに妻が怒るってことは、きっとヤベーことなんだ。でも、どうしてこんなに怒ってるのかよく分からない、なんてこと口が裂けても言えないから、とりあえずこれ以上怒らせないように気をつけなきゃ💦」

って感じだったのでは。

 

数日前、森三中の大島ちゃんが、パートナーの言動に対して、

「おめーなんか森と同じなんだよー!」

ってブチ切れたって話を、パートナーである鈴木おさむ氏が語ってるネット記事を読みました。

鈴木氏は仕事もプライベートでもアンテナを多方面に広く伸ばしているようにお見受けしていた方ですが、そんな彼が、森氏の発言はそりゃダメだ!って思ってたのに、妻の大島ちゃんの一言で、日常に潜む自分の言動や態度がそっち側に立っていたことを気付かされたと。

それは、大島ちゃんが「正しく怒りを発信した」からなんですよね。

 

今回のことで、怒りを発信すること、そして、発信し続けないといけないんだということを痛感しました。

怒るのって、正直好きじゃない。

だって、本当に疲れる。

そんでもって、こっちが怒ってるのを、あちら側の人たちは「ヤベー、ヒステリー」とかで片付けようとする。

だから、正しく怒らないといけない。

そうやって、女性は参政権を獲得したのですよね。

 

私たち世代は、正しく怒りを発信していく。責務なんだ。

私は私の責務を全うする。

←途端に煉獄さん🔥

 

そんなことを感じた数週間でした。

 

文章を書く仕事をしていても、こういう感情を言語化することは勇気がいるし、自信がない。

私の言いたいことが伝わってるといいのですが、不安です。

ここまで読んでくださって、ほんとうにありがとうございました。

 

 

ではではー。