RYOYU 今、生きているということ

仕事と育児とSHINeeと・・・バランスを取るのは大変だけれど、どれもかけがえのない大切な私の宝もの。

おしごと&こそだて〜 あなたのチカラを信じて、見守るということ。【追記あり】

 

こんばんは✨

 

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大好きな5人が前を向いて歩いていく♡

 

 

ブログ友達から、子どもさんの卒業や、志望校の合格などの報告が続いて、嬉しかったり、我が家も数年後に迎えるんだなぁとほっこりしたり(⌒▽⌒)

しあわせのお裾分けをいただきました。

ありがとうございます😊  

そして、ご卒業や合格、改めておめでとうございます㊗️🎉🎊

 

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今日は久しぶりにお仕事と子育てを通じて、感じたことなど、お話してもいいでしょうか?

 

 

ある子がルール違反(かなり重めな違反。いわゆる非行です。)をしたとき。

おしごとで、その子のサポーターとして、ご家族と会ったり、学校や仕事先と掛け合ったりして、その子が立ち直るための環境調整の役割を引き受けることがあります。

 

この2ヶ月間、一人の子のサポーターとして伴走してきまして。

今日は、その子の今後について(家庭に戻って社会の中で立ち直る道を進んでいくのか、あるいは、教育的な施設に入って更生する道を進むのか)の判定が出る日でした。

 

ルール違反を犯した子ども達というのは、とても自己肯定感が低くて、自分のことをものすごく嫌っていたり、汚れていると感じたり。

でも、他方で、とても寂しがりやで甘えん坊で、声にならない叫びを抱えています。

 

私が2ヶ月間伴走した子は、私に対してはとてもフレンドリーで明るく振舞っていて(もちろんカラ元気モードです)。

なのに、お母さんに対してはいつも反抗的で。仕事で遠くに住んでいるお父さんに対しては、「アイツ、マジむかつくんだけどー。」などと悪態をついてました。

 

でも、私たちサポーターも、判定をする人も、その子が、この2ヶ月間、お父さんが一度も会いにきてくれなかったことで大泣きしたことを知っています。

お父さんは、とても仕事が忙しい方でした。でも、私たち周りの大人も、お父さんには万難を排して、一回だけでもいいから来て欲しかったというのがホンネです。

その子は、「マジむかつくアイツ」に、会いに来て欲しかったんです。

 

判定の結果、その子は、無事に家に戻れることになりました。

でも、一定期間、地域の子ども達を見守る専門家に、フォローしてもらう、という条件がつきました。

 

家に戻っても、課題は山積みです。

その子も、お母さんも、お父さんも、いくつものハードルを乗り越えなくてはいけません。ましてや、その足並みが全然揃ってない現在、乗り越えられるかどうか、心配でなりません。

 

非行は、抱えた悩みを親に打ち明けられず(親に余裕がなかったり、はたまたその親が原因でもあったり)、家庭に居場所を見つけられなくて、何か(タバコや薬物や深夜はいかいなど)や誰か(甘い言葉を囁いて、悪い世界へ誘う、よからぬオトナたち)に逃避するところから始まると言われてます。

 

今日、判定する人が、お母さんに

「気分次第で怒ったりしてませんでしたか?」

「最近、子どもさんを褒めたことはありましたか?」

「子どもの意見や気持ちの前に、自分の意見や考えを押し付けたりしてきませんでしたか?」

と、問い質す場面がありました。

 

わたし、その子のサポーターとして同席していたのですけど。だから、顔色には出さないようにしていましたけど。

自分が言われているようで、身につまされる思いでした(;ω;)

 

 

親の役割って何でしょう。

 

こんなに、たくさんの子ども達とその親御さんに会ってきているのに。

専門家の一人として、環境を調整する経験を積んできているのに。

未だに、その答えを見つけきれないでいます。

究極の難題です。

 

 

そんなセンシティブな仕事を終えて、帰宅しました。

 

そしたら。

今日、息子が、ついてはいけない嘘をついた。

 

【追記その1ー息子とのやりとりや感じたこと、少し加筆しました】

わたし、いつもは、子ども達に対して、自分の至らなさ加減が申し訳なさすぎて、あんまり強く叱れなかったり、叱ってもすぐに一件落着〜て締めてしまったり。

なぁなぁにしてきました。

でも、今日は。

なぁなぁにしてはいけなかった。やり過ごしてはいけない嘘だった。

子どもを叱ると、自分の子育ての至らなさを目の当たりにしなきゃいけないから。

そんなの嫌だから、私は逃げていたんです。

今日、頑張らなくちゃ、たぶんもっと良くないことになりそうだと思いました。

私は、

「お母さんがなぜ、こんなに怒って悲しい思いをしているのか、よく考えてください。そして、あなたの方から話に来てください。」と。

息子を、初めて突き放しました。

 

息子は普段、滅多に泣かない子なんです。いつもニコニコ大らかで。そこが彼のとても良いところでもあり。

でも、それがときにヘラヘラ君に姿を変え、肝心なこともごまかすことが増えてきて。しょーもない嘘をつくようになって。

母として、最近、それがとても気になっていた。

 

息子。

初めて「嘘をついてごめんなさい。」と言いました。

そして、ポロポロと涙を流しました。

 

そこからは・・・。

 

ええ。

先輩ママさん達ならデジャヴではないかと( ̄▽ ̄)

 

親子で抱き合ってオイオイ泣きました。←

そして、ボックスティッシュとゴミ箱をササッと横に置いてくれる、娘っ子。←

 

でも、息子が大泣きする姿を何年かぶりに見ました。

オトナなら簡単に見抜けてしまう、子どものしょーもない嘘。

でも、そこには、彼なりのメッセージが隠されていました。そのサインを見逃していた自分が情けない。

いつも笑顔を絶やさない息子。

お友達や学校の先生からは「誰とでも仲良くできる、優しくて大らかなRくん」と。

でも、その素顔は。

進級を控えて、勉強がますます難しくなることへの不安。

新しい担任の先生がもし怖い人だったらどうしよう、という心配。

そんな不安で胸をいっぱいにしていた、小さな男の子でした(;_;)

息子と抱き合って大泣きしたこと。

息子が泣きながら、たくさん話をしてくれたこと。

とても大きな意味があった。

 

「お兄ちゃん、赤ちゃんみたいに泣いてるねー。」

と言いながら、兄の頭を撫で続ける、姉のような妹。

 

Yちゃん。そうなの。

お兄ちゃんは、今日、もう一度、お母さんのお腹の中から生まれてきてくれたんだよ。

 

だって。

お兄ちゃん、真実を語ってくれたもの。

これからも、お兄ちゃんの言葉を信じる。

信じると決めたお母さんもまた、少し変われたかな。

 

 

子どものチカラを信じて、見守ること。

 

とても難しい。

 

この先も何度も気持ちが折れそうになるかもしれない。

でも、何度でも自分に言い聞かせる。

 

 

冒頭でお話しした一家。

建前は、判定が出たら、わたしの役割は終了です。

でも、今までの一連のことをお父さんに報告する機会をいただく予定です。

どんなに話してもお父さんには伝わらないかもしれない。

私も、人の親として、見えてないことばかりで、偉そうなこと言えないんですけど。

でも、仕事で頑張ってるお父さんに、どうしても知って欲しい。

あなたの子どもさんは、あなたに褒めてもらいたいのです。認めてもらいたいのです。あなたに抱きしめてもらいたいのです。

一緒にオイオイと泣いてもらいたいのです、と。

 

 

今日も頑張る、お父さん、お母さんへ。

親として、子どもとどう向き合うか。

子どもを見守るってどういうことか。

この究極の難題。

時間をかけて、お互い考えてみませんか?

 

私も試行錯誤の毎日です。

 

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【追記その2】

この日の夜、久しぶりに川の字になって寝ました(^_−)−☆

 

 

✳︎画像お借りしました。